『存在の耐えられない軽さ（The Unbearable Lightness of Being）』‎1988年：フィリップ・カウフマン監督｜Trunk Room Library

本作の特徴

「人生は私にはとても重いのに、あなたにはごく軽いのね。私、その軽さに耐えられないの」一人の男と二人の女。彼らはプラハの春を生きた―。

プラハの春を生きた三人の男女を描いたミラン・クンデラの同名ベストセラー小説を名匠フィリップ・カウフマンが映像化。

ストーリー

1968年のプラハ。

国内外に民主化の風が吹き荒れる中、有能なる脳外科医トマシュは自由奔放に女性と付き合い、人生を謳歌していた。

そんな彼の生活が、出張先で立ち寄ったカフェでウェイトレスをしていたテレーザと出会ったことで一変する。

テレーザはトマシュのアパートに押しかけた挙句、同棲生活を始めると言い出したのだ。

女性と真剣に付き合ったことのないトマシュは困惑しつつも承諾するが、以前から付き合っている画家のサビーナとの関係も終わらせたくない。

こうして一人の男と二人の女の微妙な三角関係が始まった—。

レビュー

小見出し①

小見出し②

text by Hiroshi Sugiura

視聴方法

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DVD

ジュリエット・ビノシュ出演作品

1985『ゴダールのマリア（Je vous salue）』ジュリエット役
1985『Les nanas）』アントワネット役
1985『家族生活（La Vie de famille）』ナターシャ役
1985『暗殺の報酬（Adieu Blaireau）』ブリジット役
1985『ランデヴー（Rendez-vous）』ニナ/アンヌ・ラリュー役
＊セザール賞主演女優賞ノミネート
1985『Le meilleur de la vie）』ヴェロニクの友人 端役
1986『Mon beau-frère a tué ma soeur）』エステル役
1986『汚れた血（Mauvais sang）』アンナ役
＊セザール賞主演女優賞ノミネート
1988『存在の耐えられない軽さ（The Unbearable Lightness of Being）』テレーザ役
1989『Un tour de manège）』エルザ役
1991『ポンヌフの恋人（Les Amants du Pont-Neuf）』ミシェル役
＊ヨーロッパ映画賞 女優賞受賞／セザール賞主演女優賞ノミネート
1992『嵐が丘（Emily Brontë’s Wuthering Heights）』キャシー／キャサリン役
『ダメージ（Damage）』アンナ・バートン役
＊セザール賞主演女優賞ノミネート
1993『トリコロール/青の愛（Trois couleurs: Bleu）』ジュリー役
＊ヴェネツィア国際映画祭 女優賞受賞／セザール賞主演女優賞受賞／ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート
1995『プロヴァンスの恋（Le Hussard sur le toit）』ポーリーヌ・ド・テウス役
＊セザール賞主演女優賞ノミネート
1996『カウチ・イン・ニューヨーク（Un divan à New York）』ベアトリス・ソルニエ役
1996『イングリッシュ・ペイシェント（The English Patient）』ハナ役
＊アカデミー助演女優賞受賞／ベルリン国際映画祭銀熊賞 (女優賞)受賞／英国アカデミー賞 助演女優賞受賞／ヨーロッパ映画賞 女優賞受賞／ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート／ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 助演女優賞受賞
1998『ゴダールの映画史（Histoire(s) du cinéma）』
1998『溺れゆく女（Alice et Martin）』アリス役
1999『年下のひと（Les Enfants du siècle）』ジョルジュ・サンド役
2000『サン・ピエールの生命（La Veuve de Saint-Pierre）』ポリーヌ役
2000『コード・アンノウン（Code inconnu: Récit incomplet de divers voyages）』アンヌ・ローラン役
2000『ショコラ（Chocolat）』ヴィアンヌ役
＊アカデミー主演女優賞ノミネート／英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート／ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
2002『シェフと素顔と、おいしい時間（Décalage horaire）』ローズ役
2004『イン・マイ・カントリー（In My Country）』アンナ役
2005『隠された記憶（Caché）』アンヌ・ローラン役
＊ヨーロッパ映画賞 女優賞ノミネート
2005『綴り字のシーズン（Bee Season）』ミリアム・ナウマン役
2005『マリー 〜もうひとりのマリア〜（Mary）』マリー役
2006『パリ、ジュテーム（Paris, je t’）』aime）』スザンヌ役
2006『カウントダウン 9.11（Quelques jours en septembre）』イレーヌ役
2006『こわれゆく世界の中で（Breaking and Entering）』アミラ役
2007『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン（Le Voyage du Ballon Rouge）』スザンヌ役
2007『撤退（Disengagement）』アナ役
2007『40オトコの恋愛事情（Dan in Real Life）』マリー役
2008『PARIS』エリーズ役
2008『夏時間の庭（L’Heure d’été）』アドリエンヌ役
2010『トスカーナの贋作（Copie conforme）』彼女役
＊カンヌ国際映画祭 女優賞 受賞
2011『陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル（The Son of No One）』ローレン・ブリッジス役
2011『ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー（Elles Anne）』
2012『マリー、もうひとつの人生（La vie d’une autre）』マリー役
2012『コズモポリス（Cosmopolis）』ディディ役
2012『À Cœur ouvert）』ミラ役
2013『カミーユ・クローデル ある天才彫刻家の悲劇（Camille Claudel 1915）』カミーユ・クローデル役
2013『おやすみなさいを言いたくて（A Thousand Times Good Night）』レベッカ役
2013『Words and Picture）』ダイナ役
2014『GODZILLA ゴジラ（Godzilla）』サンドラ・ブロディ役
2014『アクトレス〜女たちの舞台〜（Sils Maria）』マリア役
＊セザール賞主演女優賞ノミネート
2014『Nadie quiere la noche）』ジョセフィーヌ役
2015『チリ33人 希望の軌跡（The 33）』マリア・セゴヴィア役
2017『ゴースト・イン・ザ・シェル（Ghost in the Shell）』オウレイ博士役
2018『Vision ビジョン（Vision）』ジャンヌ役
2018『冬時間のパリ（Doubles Vies）』セレナ役
2018『ハイ・ライフ（High Life）』ディブス役
2019『私の知らないわたしの素顔（Celle que vous croyez）』クレール・ミヨー役
2019『真実（La vérité）』リュミール役
2020『5月の花嫁学校（La bonne épouse）』ポーレット・ヴァン・デル・ベック役
2023『ポトフ 美食家と料理人（a Passion de Dodin Bouffant）』ウージェニー役
＊アストラ映画賞（英語版）国際女優賞ノミネート／ゴッサム賞助演俳優賞ノミネート／サテライト賞映画助演女優賞未決定